私の好きな言葉             


多少型破りかも知れないが(私らしい?)、私の好きな文学者の言葉と私の気持ちを添えたい。
この文章が少しでもみんなの役に立てばこれ以上の喜びはない。元気に生きて行って欲しい。



1:全世界は1つの舞台だ。男も女もすべて役者にすぎない。( シェイクスピア)
どんな人間でも自分の役割があるはずである。社会に出ると自分の存在理由を否定したくなる時が来ると思う。つまり、自分なんかいなくたって、事が運ぶとか、などなど。自殺理由はこんな考えから起こるのではないだろうか。テレビなど主役というのがいて、その人だけが脚光を浴びがちだが、当然脇役と言うもの重要だと思う。ごくごく一部の人間だけが世に知られ脚光を浴びるが、我々もシェイクスピアが言うように、世界は舞台で、人は役者と言う考えで、自分の役を頑張って演じて欲しい。(遠近より)


2:少年よ、大志を抱け。(北海道大学農学部教授クラーク氏)
これは約100年前クラーク氏が離任式の時、生徒に述べた言葉です。日本がまだまだ発展してなかった時代にクラーク教授が学生に「大きな志を持って、生きて欲しい」と願った言葉です。21世紀に入りましたが、あえて今の時代にこの言葉をみんなに私は送りたいと思います。なぜなら、今の時代は何でも揃っていたり、何不自由なく生きて行く事が出来、人生に対し打算的、18歳にして「俺の、あるいは私の人生はこんなモノ」程度に考えている生徒が多いように思うのです。私の願いはクラーク先生が言うように「大きな志」を持ち、何事にも動じて、若者らしく行動し、生きて欲しいのです。若年寄りなどと言われないように。(遠近)


3:どこへ逃げたらよいのだろう。何も悪い事はしなかった。でもここは人間の世の中という事を思い出したわ。この世間は悪い事をするとほめられ、良い事をする時は危険な愚かな振るまいだと思われたりする。(シェイクスピア)
この言葉は人間界の恐ろしさを語ったものです。これからみんなが向かう社会とは学校と大きく違い、良い事だからと言って必ず受け入れられず、また正しい事を発言したとしても、みんなに非難される事もあると思います。一方ではみんながおかしいと思っていることでも平気で行われてしまうオカシナなところがある社会なのです。現代は正しい者や心優しい者が受難者になってしまう時代でもあるのです。みんなはまだまだ若いので自分が正しいと思った事は、勇気と自信を持って実行できる人間になって欲しいと思う。あまり既成の考え方などに負けて欲しくないし、臆病になって欲しくない。臆病になるのは40歳過ぎてからでも遅くないよ。(遠近)


4:
人間という奴は高慢でかつ傲慢で、かりそめの権威をかさにきて、己の分際をわきまえず、はかない存在であるのも忘れ、怒れる猿のごとく。(シェイクスピア)
我々人間は自分の愚かさに気づくべきだと思う。そして、人間は早く謙虚に物事を考える必要があると思います。戦争などが良い例で、人間の歴史の中で殺し合いは絶える事がありません。人間とはいつも同じ過ちを犯してきてしまった存在なのです。これからも同じ過ちを犯し続ける可能性があるのです。我々人間とはある部分でとても悲しい存在だと言う事を謙虚に受け止めつつ、頑張って行こうではないか。(遠近)


5:「安心」―それが人間のもっとも身近にいる敵である。(シェイクスピア)


6:親は一生子供に乗り越えられては駄目な存在だと私は思っています。そして自分の子供は自分で育てるぐらいの気持ちがないのなら、子供は持たない方がいいと思う。(教員遠近より)


7:他人の痛みを感じ取れる人間になって欲しい。(遠近)


8:私は女性の美徳して「寛容さ」を1つ考えています。しかし、最近この「女性の寛容さ」というか「母性本能」や女性独特な「優しさ」「暖かさ」が薄れてきているように私は感じるのです。私がアメリカに留学していたからかも知れませんが、女性が男性と同じように働くことに私は大賛成です。 しかし、そのために女性しか持ちえていないモノを失うのは私には偲びないのです。仕事をバリバリするのはいいのですが、男性と同じ仕事をしようとは考えて欲しくないのです。私の思い過ごしかも知れませんが、上記で書いたような私の感想は女性が男性に負けずに頑張るという気持ちから無理がきているのではと思うのですが。どう思いますか?なぜ、このような事を女性に向けて書いたかというと、4のところでも触れたように人間は同じ過ちを犯すと書きました。ここで人間と言いましたが、厳密には男性です。ですから人類の過ちを救えるのは命を産み落とし、命を感じた経験のある女性しかいないのではないかと考えているからです。私は決してフェミニスト(男女同権主義者)と言う立場にいる訳ではありませんが。(遠近)


9:この世で最も幸せな人とは些細なもので満ち足りる人のことで、賢い人は些細なもので満足するが、愚かな人は有り余っても満足できない。(シェイクスピア)


10:美人で真心のこもった顔はないね。当たり前さ。彼女らは心の盗賊だからね。(シェイクスピア)
美人を風刺した言葉です。美人というのは若い時に男にチヤホヤされ、その時の気持ちが年を取っても忘れられずに、男の気を引き続け、一生を送る哀れな女という意味です。ある美人が自分の事を鼻にかけていたら、「哀れな女」って思えば気楽かもよ。くれぐれも妬んだり、卑屈になったらだめだよ。(遠近)


11:幸福な家庭の顔はお互いに似ているが、不幸な家庭の顔は、どれもその不幸な顔は違っている。(トルストイ)


12:15歳にして学に志し、30歳にして立ち上り、40歳にして迷わず、50歳にして天命を知り、60歳にして耳に従い、70歳にして心の欲するところに従え。(孔子)
私にとっては40歳までの「40歳にして迷わず」が大事だと思っています。40歳以降は迷わず生きて行きたいと思う。(遠近)


13:人間にとって、苦悩に負けることは恥ではない。快楽に負けることこそ恥である。
   (パスカル)

14:人間が人間として、生きるときの時は、いつも「今」であり、昨日でも明日でもない。今日のただいまの「今」である。(相田みつを)


15:1日生きる事は、一歩進む事でありたい。(湯川秀樹)


16:出来る、出来ないか分からない時には、出来ると思って努力せよ。人とは時には思い込みが大切である。
なぜ私がこの言葉をみんなに送ったかというと本当に「思い込み」というのは大切だと思うからです。例えを出して説明したいと思います。私がアメリカに留学中にある雑誌の特集の中にこういうのがありました。小、中、高校でIQテストをしてクラス分けをするのです。Aクラスは一番IQの高いクラス。Bクラスは2番に高いクラス。Cクラスが3番。といった具合にクラス分けをしたわけです。それから1年間様子を見てみると、やはりAクラスである一番IQの高いクラスの成績が右肩上がりになっているのです。Bクラスは山と谷といった具合にギザギザなグラフです。CクラスはAクラスと対象的に下がっているのです。

これにはカラクリがあり、AクラスとCクラスのIQの数字は実は逆のです。CクラスのIQが一番高いクラスなのです。つまりここで、この実験レポートは何が言いたいのかというと学力はIQには左右されず、EQ=気持ち、感情、が大切だと結論付けています。私はIQ否定派ではありませんが、やはり人(人間)は気持ちだと思うのです。付け加えとしてこの実験で面白と思う事がもう1つあります。それはこの実験に対して担当教科の先生たちも知らされていないという事です。勿論、校長を始め、事務の人たちも知らされなかったとレポートには書かれていました。この事はとても興味深い事で我々大人は気を付けなければいけない事を示してくれていると思います。どういう事かと言うと、もの事に先入観というモノがどれだけいろいろな事に影響を与えているかを示してくれていると思います。教員は出来る生徒にはこの生徒は出来る生徒として接し、出来ない生徒にはこの生徒は出来ない生徒として接するわけです。担当教科の先生は自分の受け持っているクラスのIQは公のものは教えられているわけです。1年間IQの高いと思っていた生徒にはこの生徒たちの能力は高い生徒として接していた訳です。

しかし実はIQが一番低い生徒たちな訳です。この点は私にとっても興味深いものです。いつか親になり、自分の子供は出来が悪い、出来が悪いと思って、接しない方がいいと思う。成績は悪くてもやれば出来る、と励ました方が絶対に良いと思う。(遠近)                                                                               

17:最悪の状態に陥っても、どん底の運命に女神に見放された最も絶望的な境遇に沈んでも、そこにはもう希望しか残っていない。どん底に沈めば、再び笑うことの出る幸福へと戻って行くものだから、どん底の後は希望あるのみである。
また、シェイクスピアはこうも言っています。
我々が「これがどん底だ」と言えるうちは、それはどん底ではないのだ。(リア王)



18:我々は泣きながら、この世に生まれてきたのだ。最初、この世の空気を吸った時、我々はオギャーと泣いたのを覚えているだろうか。我々は生まれながらに泣く。それは、この阿呆ばかりの舞台へ出て来たのが悲しいからなのだ。(シェイクスピアより)


19:女の裸は神の作品だ。(ウイリアム ブレイク)


20:淀んでいる水からは毒を予期せよ。


21:あらゆる売春婦はかつて処女で、あらゆる犯罪者は幼い、愛らしい子であった。


22:おさなごの信じる心を嘲(あざけ)る者は、老後と死に際して嘲られるであろう。(ブレイク)


23:朝に考えよ、昼間に行動せよ、夕方に食べよ、夜に眠れ。


24:あらゆる楽しみにとって、金銭は役に立たない。


25:常に君の心を話す覚悟でおれ。そうすれば、卑しい人間は君を避けるだろう。


26:新しいモノがすべて良いとは限らない。(遠近)
最近(1989)、アメリカ映画で、英語字幕が出るビデオを発見した。1本15000円もするので、それを借りてダビングしよとした。するとコピーガードが付いていてダビングで出来ない。すると、数学の先生が古いビデオデッキなら多分、コピーガードが反応しないから、ダビング出来るという。古いビデオデッキを捜し、やってみると見事にダビング成功!この出来事で私は新しいモノがすべて良いのではないという事を気付きました。また、「新しい」、「進歩」とは、どういう事なのか、という事を私自身に問題提起されたように思います。みんなはどう思う。


27:「思いやり」とは、気持ちと行動だと思う。(遠近より)


28:私はいつも自分の中に、もの事の優先順位を付けています。今、自分にとって、何が大事なのか。今、一番、何をしなければいけないのか。みんなを見ていると、案外、自分にとって大事なものの順位が分かっていない行動を多く見ます。
例えば、大学受験を目指しているのに、まだアルバイトをしているとか・・・・。これから、生きて行く上で、この目極めはとても大事だと思う。これが分かっている人は案外、少ない。


29:チャンス(良い機会)は10に1つあるか、ないかだと思う。その1つをつかむか、逃がすでは、天と地ほどの差がある。しかし、その1つのチャンスは声を出してはくれない。黙って通り過ぎるだけである。多分、数年後に振り返って、あの時がチャンスだったんだなって、思う事になる。そうならないように、しっかり、勉強をし、人の話に耳を傾け、実力のある社会人になって欲しいと思う。自分の人生が他人次第で決まってしまうのは1回の人生、面白くない。他力本願ではなく、自力本願で行こうよ。


30:常に良い反省を!
反省という字は「省みる」と書きます。後悔は「後ろを悔やむ」ですから、人生、後悔をしないで、常に良い反省をして、前向きに頑張って行って欲しい。


31:お嬢様、もしあなたさまの不幸が幸福と同じくらいの量だけおありなさると、この大きい世の中が嫌いになる事もございましょう。でも、ひょっとすると、あまりに満ち足りている人は何も食べないで飢えている人と同様に病気かもしれませんわ。ほどほどの状態にいるということは、ですから、ほどほどの幸福どころではなく、たいした幸福でございます。有り余る財産は白髪を早めますが、ほどほどの財産は長生きの元となります。シェイクスピア


32:言うは易く行うは難し。
自分の言葉に責任を持てる人間になって欲しい。


33:決心を破るのは人間の常。
決心を度々しては、精神を引き締めて思いを新たにするのが、人間の常である。そして、時間が経つにつれて、その決意の色もあせてしまい、跡形もなく消えるのが、我々凡人の姿だと思う。(ミルトン)
何となくうなずいてします教訓なんだけど、それには負けたくないよね。


34:効果があればやる、効果がなければやらないという考え方は合理主義といえるでしょうが、これは人間の生き方にあてはめるのは間違いです。この子供たちは、ここでの毎日毎日が人生なのです。その人生をこの子供たちなりに喜びを持って、充実して生きていく事が大切なのです。私たちの努力の目標もそこにあります。灰谷健二郎『兎の眼』
我々教員は生徒指導の結果を直ぐに求めようとしています。私は『指導』という言葉は大嫌いです。教員の仕事とは一生、眼に見えないモノなのかもしれませんし、眼に見える結果を期待してもいけないのかと、この文章を読んで思いました。みんなも将来、親になって、子供を持てばこの文章の意味を考える事になると思う。私を含め。


35:知恵おくれの人たちの事を障害者と我々は呼ぶが、心に悩みを持っているのが人間であるとすれば、我々とてまた同じ障害者です。(灰谷健二郎)
アメリカに留学中、いろいろな事を学びましたが、その1つに障害者への考え方あります。私は『障害』という日本語の響きが嫌いなので、個人的には『ハンディキャップ』と呼んでいます。アメリカのこういう人たちのなんと明るく、行動的なことか。日本と比べたら大きな差があります。電車のシルバーシートなども私は考え直さなければならないと思います。そうしなければ、日本で、『弱者』『障害者』と言われる人と、我々『健常者』と言われている人との溝が深まるばかりではないでしょうか。アメリカではその両者の溝が浅いように感じました。

36:これは私が文学へのめり込んだ作品です。バイブルの中の『伝導の書』からの抜粋です。少し長くなりますが引用します。
空しい 空しい、すべてが空しい。日の下でどんなに苦労しても、それが人の何の益になろうか。1つの時代は去り、次の時代がくる。しかし、地はいつも変わらない。昔、起こった事は、これからも起こる。日の下に新しい事は1つもない。(略) 今や、私は、私より先にエルサレムにいた誰よりも知恵を増し加えた。私の心は多くの知恵と知識を得た。私は一心に知恵と知識で、狂気と愚かさを知ろうとした。それもまた風を追うようなものであると知った。実は、知恵が多くなれば、悩みも多くなり、知識を増すものは悲しみを増す。(略) 笑いか、馬鹿らしい。快楽か、それが一体何になろうか。日の下には何1つ益になるものはない。財産が増えると、寄食者も増える。持主にとって何の益になろう。彼はそれを目でみるだけである。(略)貴方は正しすぎてもいけない。知恵がありすぎてもいけない。なぜ、貴方は自分を滅ぼそうとするのか。
これは、作者不明と言われ、バビロニア囚人時代の作と言われています。

囚人が一日中働かされ、ただ、食べて、飲んで、そして寝る。明日と言う希望など全くもち得ない時代である。とかく、自分の苦労に満足を見出したり、、ほかに何も良い事もない。人は自分のために働いているのではなく、誰かのために働いている。それなら、自分は一体なんのために生まれてきたのだろうか。生きている意味が全くないと彼ら彼女らは神を呪った事だろう。この内容は囚人の重労働の状態を克明に伝えたものである。戦後の日本人の姿に類似していると思う。まず、日本人は自分のために働いているという意識が他の国の人たちと比べると薄いと思う。日本では個人は集団より優先されないが、、アメリカでは個人は集団を優先すると言う考えが根強いと思う。つまり、常に個人という自分を意識して行動している。だから、日本では個人の難問にぶつかると、先進国の中でも自殺率が圧倒的に高い。個人の意思があまりにも弱すぎる。生きていると辛い事の方が多いと思うけど、自分という存在を大切にして生きて行って欲しい!私は常にそう意識しながら生きて行きたいと願っている。(遠近)


37:心にまで脂肪をつけるな!!(遠近より)
最近、ダイエットを始めた。初めて、1ヶ月半 10キロ減量^^  歩いていても軽い。いい調子!
今回のダイエットで思ったことがある。最近、心というか 気持ちに脂肪がついてきていないかって? 余りにも仕事中心になりすぎていて、  全体の事、つまり、私にとって、知識のインプット(入力) と アウトプット(出力)のバランスが悪く、何となく、こころに脂肪がついたように重  い。

また、最近の学生に思うことだが、自分に見切りをつけるのが、早すぎると思う。『どうせ・・、自分なんか・・・と』思っている節がある。そして  、変に物分りがいい。もっと、若いうちは冒険をし、挑戦をして欲しい。私は『悟る』という言葉が嫌いです。私は常に『動じて』いた。『悟る』の  は、死ぬ1年前で十分だと思っている。気持ちに脂肪を付けるのは、死ぬ1年前で十分!!若年寄りになるな!!

38:今日為し得るだけの事に全力を尽くせ。そうすれば、明日は一段の進歩があろう「ニュートン」
  日々の努力が必要なのは言うまでも無いが、それを自覚している人は少ないと思う。1日って、唯一の1日だから、大切に使いたい!
  自分の使える時間は無限にはないのだから。「遠近」

39:自分の将来は自分の毎日の行いの連続の形だと思う。私はそういう風に毎日を送っている。とりあえず、20年後の理想の姿のために、私は今を行動している。これによって自分自身をいつも律している。


40:「失う事・失敗する事」を恐れ、チャレンジしないより、「得る事」に喜び、希望を持ってチャレンジしていこう!!(遠近)
 若い時は、何事にもチャレンジだ!! 若い時には 失うものはそんなにないと思うから、思いっきり、自分の目標を見つけたら、つっぱしって ほしい!悔いのない日々を送ってほしい!!